どうしたら

 

23年前のあの時、

親戚のお寺の本堂が倒壊。

前日祖父の法要で四国から来られていた叔父・叔母4名がその本堂で寝ていました。

私が駆け付けた時は従弟と隣人が手作業で救出作業をされていましたがなす術が無いといった状態でした。

私はすぐ近くに須磨署があることを思い出し走ってそこに向かい須磨署の前に居た警察官に、

『人が生き埋めになっているんです。助けてください!』

と訴えると、うつろな目で、そしてか細い声てその警察官は、

『順番ですから・・・・・』

 

辺りを冷静に見るとほとんどの家屋が倒壊し、どこもみな手作業で黙々と救出作業をされていました。

地震発生から2時間して初めて私は今の置かれている状況が理解できた瞬間でした。

 

それから非日常が日常となって毎日を過ごしていました。

 

この日曜日私たち夫婦は普通の日常を過ごしていました。

でも豪雨被害にあった人たちは・・・・

 

妻の実家広島坂町は山崩れに浸水と酷い状況でした。

坂町の従妹から送られてきた写真

 

水が引いた後に残された泥。

地域の人みんなで手作業で泥を取り除く姿。

終わりが見えない世界。

 

『電車(呉線)は動いてないけど、広島駅から車で坂町に行けるみたい。行ってくる!!』

という妻。

 

私たちのような人達がその場に駆けつけることによる交通渋滞が救助・復旧作業の妨げになるという事は重々承知していますが・・・・

今できる事は何なのか?

何なんでしょうね???

 

 

地域に寝ずいていた医院も・・・