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November 16, 2008

副作用・・説明と理解

この一週間は膝の痛みに悩まされっぱなしでした。
お年寄りにの方が膝をかばいながら歩かれているのを見ていると胸が痛みます。
私はいずれは直るであろう痛みですがお年寄りの方は長年の無理が関節を変形させている事が多く自然に元と同じように歩けるようになるのは難しいでしょうね。
患者様で一人膝の手術を受けとても歩くのが楽になったという方がおられました。
もう片方の膝も手術を受けようと思うって言っておられましたが、
“やっぱり手術は怖い”って・・・・

お年寄りの方の足の骨折はそのまま寝たきりになってしまう危険性があり最近では予防のために骨粗鬆症の薬を飲まれている方が増えました。
以前にも述べましたがこの薬の副作用で歯科医師は困っています。
骨粗鬆症の薬を長期に飲まれている方の抜歯を行うと抜いた部分の顎の骨に異状が出ることがあります。(副作用の発現率は1%程度)
したがって基本的には3ヶ月骨粗鬆症の薬の服用をやめていただき抜歯を行うのが望ましいとされています。
でも実際の現場では抜歯を行わないと痛みが消失しないケースで3ヶ月も放置することができず服用を中止せずにすぐに抜歯を行わざるをえない場合が多々あります。

医学の進歩はすさまじいものがありますがそれに伴う予期せぬ事態にどう対応していくかが今後問題になってくると思います。

いまだによく患者様から出る言葉に
“前の歯医者で健康な歯を抜かれた”
健康な歯を抜くことは矯正治療の必要上以外では絶対にない事。
でもこの言葉が出るということは十分な説明と理解ができていない証し。

・・・・むずかしいなぁ。

今日は一日雨。
でも楽しい日曜日。
なにしてあそぼかなぁ???
IMG_4579.jpg

投稿者 yoshimoto : November 16, 2008 07:30 AM

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