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December 06, 2008
親子の約束
北京オリンピックで左膝十字靭帯断裂という大怪我をした台湾のテコンドー選手リーウェンをご存知ですか？
台湾のテコンドー金メダル候補のリーウェン選手は1回戦での自分で出した蹴りで左膝に激痛を覚え倒れてしまいます。
その後なんとか最後まで試合を行うも判定負け。
歩くことも出来ない状態で控え室へ戻り医師の診察を受けると左膝十字靭帯断裂のため手術が必要との診断を受ける。
そこへ1回戦の対戦相手が決勝に進出したため敗者復活戦に出れるとの報告。
歩くことも出来ない状態なのにリーウェン選手は絶対に出ると・・・
そこには親子の物語があったのです。
オリンピック6ヶ月前に父親が癌であると知らされたのです。
そこで交わした約束。
それを守るために彼女は歩くだけでも激痛が襲う状況で敗者復活戦に出場し片足で初戦を勝ったのです。
でも銅メダルがかかる3位決定戦では残念ながら惜しくも判定負け。
翌日車椅子で帰国した彼女を大勢の台湾国民が優しく迎えてくれたそうです。
そして空港で待っていた父親は、
「勇気ある闘いを見せてくれたお前は金メダルを持ち帰った。目に見えなくとも私の首に掛かっている」と言ったそうです。
投稿者 yoshimoto : December 6, 2008 06:10 AM