16年前、被災者に向けられたカメラに対して、
『何撮ってんねん。俺らを映して面白いか!!』
とマスコミに向けられた怒号。
たまたまロケで宮城に行っていた為、あの津波を目の当たりにした漫才師サンドウィッチマンの伊達さんが、地震発生3日後テレビの電話インタビューでこんなことを言っていました。
『できるだけ多くの避難者を映してやってください。』
この言葉を聞いたテレビキャスターはポカンとした顔をしていました。
『通信手段が無い為、家族・友達の安否を知る方法がないんです。一人でも多くの人の顔を映してあげることにより、安否の確認が取れると思います』
テレビキャスターは伊達さんの意図することを理解し、
『わかりました。できるだけ多くの人の映像を流します』
・・・と
サンドウィッチマンの伊達さん、とてもいいことを言いましたよね。
その後、マスコミ各社が被災者の顔を多く映像で流すようになっていました。
16年前、被災者に向けられたカメラと、今回被災者に向けられたカメラ、同じようで全く違った意味を持っていますね。
Googleが避難所に、安否確認の為に貼られた紙をメールに添付して送ると、それをデータベース化して、避難者を探すサービスを開始しました。
http://googlejapan.blogspot.com/2011/03/blog-post_14.html
http://japan.person-finder.appspot.com/
安否確認が取れない方がおられましたら、一度検索してみてください。
また、送られた多くの名簿の写真も公開されています。