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July 30, 2007

第二のふるさと広島へ 下宿編

私はどういうわけか広島大学の歯学部に合格しました。
本当にどういうわけか・・・
という言葉がふさわしいぐらい本人も周りもびっくりでした。
合格通知が届いて4~5日してから合格の手続きと下宿探しに母と広島に向いました。
この4~5日間をあけたのが大失敗でした。
広島大学は当時は広島市の中心にあり学生も一万人を越える人数。この半数以上が下宿しているという状況。さらに大学関係者を合わせると一万人を越える人が下宿していることに。
さらに隣には広島修道大学が・・・。
私が広島入りしたときにはもうすでに下宿のいい物件は入居者が決まり大学から紹介されて行った所は3っつとも4畳半一間で裸電球、トイレ、洗面所が共有の月4000円。
真っ暗で汚くて臭くて怖くてこんなところに住まなければいけないのかと今から30年前の18歳の都会育ちの少年には涙が出そうなくらいの衝撃でした。
ただたまたま母が道歩く人にいい下宿先がないか聞いたところ丁度その方が下宿の大家さんで紹介されたところが2畳の台所と6畳の部屋、そしてトイレ付き、15000円。
先ほど見たところに比べれば天国のように思えました。
でも実際にはゴキブリとねずみが行きかうようなボロアパート。
ここで1年半過ごすことになりましたがその後一度もこの下宿先を訪れたことが無かったです。
ここにはあまりいい思い出がなく毎日寂しく悲しい思いをして過ごしていた記憶しかありません。
でも30年経った今訪れて見たくて28日に広島に着いてすぐにレンタカーを借りいざ下宿先へ。
道も町名さえもうる覚え。でも無事到着しましたが、残念ながら私が住んでいた下宿先はありませんでしたが確かにここら辺りだったというところで写真を撮りました。
今でも30年前の学生の下宿先という面影がわずかに残る町でしたが、なぜもっと早くに訪れなかったのか私の広島での生活の原点がなくなってしまい広島での8年間全てを否定されたようで後悔だけが残りその場を後にしました。

CIMG1726.JPG

投稿者 yoshimoto : July 30, 2007 07:04 AM

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