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February 17, 2010

イメージの大切さ

イメージを抱くことはとても、良いことですね。

でもイメージを抱くものの本質を取り違えると、そのイメージはドンドン間違った方向に膨らんでしまいます。

間違った知識が、間違った考えを生み、そして間違ったイメージを抱いてしまう。

よく患者様からこんなことを言われます。

『歯と歯の間に隙間が出来て物がよく挟まるから、歯と歯の間を埋めてくれ』・・・と

この患者様は隙間を埋めさえすれば、全ての事が解消されるとイメージを抱いています。

IMG_7566.jpg

この絵のイメージが頭の中にあるので、それで解決出来ると信じています。
でも歯と歯の隙間はもっと大きくなっているのです。
歯ぐきをめくると、

IMG_7565.jpg

こんなにも大きな隙間が。

実際に歯と歯の隙間を埋めるにはこれだけ大きなものを詰めてやらなければ無理です。
でも詰めれば、歯ぐきを圧迫し歯ぐきが腫れてきます。
さらに歯と歯の間に僅かに侵入した食べ物を取り出すことが出来なくなり、さらに歯周病を悪化させ、さらなる隙間ができてしまいます。

どんどん悪い方向へと進んで行きます。

さて、この説明で皆様はイメージできましたか?

おそらく正しいイメージが出来た方は、半分くらいかな?

イメージ出来ない方はなぜイメージできないかというと、歯と歯の間に隙間ができた根本的理由が理解できていないからなんですよ。

正しい知識があって、初めて正しいイメージを抱くことができるんですよね。

でも情報過多のこの時代、何が正しいかの判断も難しくなっています。

お昼休みに昼食をとっていると、隣の席から聞こえてくる、ご年配の女性の会話、

『医者の言うことなんて聞いてたらあかん。』
『そんなにいっぱい薬飲んだらあかん。』
『寝つきが悪いからいうて、眠り薬飲んだらあかん。昼間しっかり動いてたら寝れる』
『くよくよ考えるから寝られへんね。』

この会話は全てが間違っているわけではありません。
でも全ての人に通じるアドバイスではないことは確かですね。

最近ジムで、私の抱ている間違ったイメージを指摘されます。

ボクシングをしているイメージの中では、私の対戦相手はいつも超スローモーション。
でも私の動きは超高速スピード。
私のイメージの中では、どんなに強い相手だって負けるわけがないし、どんな技だって使える。
イメージの中では殴られたって痛くない。

でも全てが間違った知識から生まれた、一種の妄想・・・ですね。
(〃’∇’〃)ゝエヘヘ ``r(^^;)ポリポリ

正しい本質を見極めましょうね。

IMG_7568.jpg

投稿者 yoshimoto : February 17, 2010 07:13 AM

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