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March 20, 2010

快適空間・・・隠れ家 VS 秘密基地(13)

これは、隠れ家と秘密基地を私的見解から分析した、妄想物語です。

秘密基地建設物語・・3
なかなか納屋の整理が進まない。
なぜなら?
興味がわく物がいっぱい出てくる為そこで作業が止まってしまう。ある意味しかたがないかなぁ。

もう4時間前からずっとある物を眺め続けている。
それは油紙に包まれて大切に保管されていた。
油紙を持った瞬間にすぐに分かった。
刑事ドラマでよく見るシーンだ。明らかに中身は銃。
『 本物か?』
いや、そんなことはありえない。
包みを開ける決心がつくまでに30分はかかってしまった。
やはり銃だ。

日本では確か、1971年に金属製の拳銃型モデルガンは銃腔に相当する部分を金属で完全に閉塞し、銃把に相当する部分を除く表面全体を白色か黄色にしなくてはならなくなっていたはず。それ以前のモデルガンも銃腔に相当する部分を金属で完全に閉塞されていたはず。
でも今手にしている銃は明らかに金属製でブルーがかった黒。銃腔も閉鎖されていないのでモデルガンではない。
ということは、
『 本物 』
銃と一緒に保管されていた一冊の分厚い本。
何語なのか?
おそらくこれはロシア語?
英語ならなんとか分かるが、ロシア語なんて知るわけもない。
しかし中に掲載されている写真を見ると明らかに書かれている内容は軍事的な事のようだ。
読めない字を何時間も読もうとしている自分がおかしくなってきた。

もうすっかり日が暮れてしまった。
さてジュニアと一緒に食事でもするか。
そういえば今日は何も食べてなかったな。
ジュニアはおなかを空かしてブーツの中で寝てしまっているようだ。

待てよ、あの銃・・・どこか変だな?あっそうか、わかった。
安全装置がないんだ。
ということはソ連製のトカレフ???
やっぱりあの本はロシア語で書かれていたんだ。
よーし、明日ロシア語の辞書も買ってこないとなぁ。
  ・・・・つづく

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投稿者 yoshimoto : 07:15 AM | コメント (0)