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October 14, 2010

歯の絆創膏

2週間ほど前に発表された記事。

近畿大(本津茂樹教授)と大阪歯科大(吉川一志准教授)の共同研究チームは28日、歯の主成分ハイドロキシアパタイトを0・005ミリの薄さでシート状に加工することに世界で初めて成功したと発表した。  
本津教授らによると、ハイドロキシアパタイトは硬いがもろいため、薄く削っても曲げるとすぐ割れて加工が困難。極薄シートは、ばんそうこうのように歯にそのまま張り付けられ、歯質の修復や知覚過敏の治療に応用できるという。

知覚過敏に関しての治療薬は、数多く今までにも出されています。

『知覚過敏用のいい薬が出ましたよ。先生これはいいですよ。』

と出入りの歯科業者に言われてどれだけ多くの薬を買ったことか・・・
でも今までに使い切った薬はありませんでした。

それだけ知覚過敏を治すのは難しいですね。
もちろん神経を取ってしまえば症状はとれますが、それは最終手段ですからね。

知覚過敏用の歯磨き粉のコマーシャルをよく見ますよね。
このコマーシャルで女性の方が言っているセリフをよく聞いてみてください。
一言も知覚過敏が治るとは言っていません。
しみるのが、気にならなくなる・・・と表現しています。
でも一つの手段としてはいいと思います。

当院では、ハイドロアパタイトの入ったセメントで一時的に過敏箇所を封鎖して経過を診ています。

さて今回開発された“ 歯の絆創膏 ” 、とても興味はありますが、実際に複雑な歯にどのように巻きつけていくのかな?
抜歯した歯にセロテープを巻きつけようとしても、よれてしまい難しいのになぁ~。

実用化は5年後だそうです。
(;´д`)

IMG_8824.jpg

投稿者 yoshimoto : October 14, 2010 07:06 AM

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