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August 13, 2006

一人での出航(3)

たった3匹と思われるかもしれませんが私にとっては大漁!!
うきうきわくわくでした。
そろそろ帰ろうかなって思っていると急に船が接近。
見ると船のオーナーでした。先ほどエンジンストップしたとき電話したため心配して見に来てくれました。
大海原で知り合いの人と出会うなんて・・・なんか感激でした。
無事を確認してオーナー夫婦は帰って行きました。
私もハーバーに戻る電話をしてエンジン始動。快調です。
尿意をもよおしたのでキャビンにあるトイレを使用。誰もいないのでドアを開けたまましていると船の揺れで勢いよくドアが閉まりました。何か不吉な予感が・・。それも前の日にテレビの世界仰天ニュースでお風呂場のドアノブが壊れ閉じ込められた再現ドラマが脳裏をよぎりました。まさかと思いノブを押しても引いて回してもトイレのドアが開かない。
w( ▼o▼ )w オオォォ!!
携帯は・・運転席に置きっぱなし。
2,3回体当たりするも開かない。
一瞬にして死を覚悟しました。
だって皆さん想像してください。大海原でたった7mの船。
しかも小さなキャビン内のさらに小さなトイレの中に閉じ込められたたった一人の人間。
だれも気付かないだろうし、声なんか聞こえようが無い。
もう一度体当たりするもダメ。
小さなトイレなので大きく反動もつけられない、どうしよ( ̄_ ̄ i)タラー
とにかくドアを壊すしかない。
必死で何度も何度も骨が折れようが何しようが命が大事。肩、腰、膝に激痛が走るもそれからさらに何度も何度も体当たり。
やっぱりダメだ。
痛いな。なんで一人で出てきたんだろ。後悔ばっかり。それでも体当たりし続けるしかない。
そのときドアが・・・・・・開いた!
\((( ̄( ̄( ̄▽ ̄) ̄) ̄)))/ヤッター!!
大急ぎで外に出て太陽を見たとき本当によかった。生きて帰れるとつくづく思いました。
でも私のたった5分ぐらいの苦しみを誰も気付いてくれなかった大きな海って怖いな。( ̄∧ ̄)(_ _)フムフム・・・
膝とくるぶしからは血がタラタラと・・・。安心感と脱力感で痛みはそれほど感じませんでした。今このコンピューターを打っているときのほうが痛いです。
もう絶対一人では出航しないぞ。(;´ρ`) グッタリ
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投稿者 yoshimoto : 07:14 AM | コメント (2)