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June 28, 2009

ボクシングと私(4)

あんなに好きで読んでた漫画だけど、33年過ぎると記憶に残っているシーンってあんまりないなぁー。

記憶の中の一つは、元気が通過する電車をずっと見てるシーン。
記憶はあいまいだけど、電信柱に登って見てたかなぁ?

そう、通過する電車ばっかり見ている。

なぜかって?

動体視力を養う為。

通過する電車の中の人の顔や様子を読み取れるような視力を養う為の訓練方法だった。
動体視力という言葉なんて今では誰でも知っている言葉だけど、33年前ではとても新鮮で説得力のある言葉だったよな。
もちろん俺もこの方法を練習した。
そう、高校生の男がマンガの通りした。

いつも使う駅は特急が停車する須磨駅。
ここだと通過する電車がないので、一つ手前の須磨寺駅で降りて、動体視力の訓練???

時々通過する特急電車をホームで必死で見る。
何してたんだろ???
今考えたら小学生レベルなこと。
それも低学年レベルなこと。

でも、見えたぁーって喜んでたよな。
そらそう、ホームを通過する当時の電車って、結構遅かったもん。
誰でも中の様子が見えたはず。
でも、やっぱり、見えたぁーって喜んでた。
そう、高校生の男が・・・・

今の時代なら、きっと新幹線で訓練してただろうなぁ。
でも不思議なもので、確かに、未だにホームを通過する電車があると、中の様子を読み取ろうと見ている。
そうか、このときの癖がまだ残っていたんだぁ。

今の時代、やっぱり新幹線でもしないか。
そういうゲームがあるもんね。
今の時代、わざわざ、ホームでいつ来るかわからない電車を待つなんてありえない。

でもいい時代だったなぁ。

doutai.JPG

投稿者 yoshimoto : June 28, 2009 07:09 AM

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