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December 06, 2009

オープンキャンパス

私たちの医療は、どういう人達によって支えられているのだろうか?

医師・看護師・衛生士・歯科技工士・理学療法士
????
あとはなんだ?

すぐに出てこないなぁヽ(´~`;)ウーン

歯科医師たるもの、これでは駄目だと思い、ある医療専門学校のオープンキャンパスに昨日参加してきました。

まず目立ったのが、半分ほどの参加者が10代とは思えないこと。
すなわち社会人、もしくは大学生では・・・・
この100年に一度の大不況、2年~3年かけても資格を取ろうと考えている人が多いことにはびっくりしました。

診療放射線技師・臨床工学士・視能訓練士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・診療情報管理士

・・・と、いろいろな医療スタッフによって日本の医療は支えられているのを改めて認識しました。

全体の専門科の説明のあと、興味ある学科で詳しく説明があるとのことで、私は歯科の仕事ととても関係の深い、言語聴覚士科の教室へ向かいました。

言語聴覚士とは、
言語の発達障害、聴覚障害、脳卒中や事故などによる失語症、口腔顔面領域の奇形からくる発音・構音障害、または摂食・嚥下障害がある人達への適切なアドバイス、改善の手助けを行う仕事です。

私が広島大学を卒業し、口腔外科という科に入局した当時、この言語聴覚の専門の先生にとても親切に教えて頂き、お世話になった事を思い出しました。

でも失礼なことに、このオープンキャンパスに参加するまでの26年間すっかり忘れていたのは事実です。

歯科口腔外科では、顎顔面領域の奇形の手術を行います。
術後問題となることは、発音障害、構音障害です。
人とコミュニケーションをとる最大の方法である言葉。
声が出るのに、うまく音を作ることが出来ない人達へ、適切なアドバイスを行い改善の手助けを行う仕事、凄い仕事ですね。
なぜ26年も歯科医師をしていながらこういう医療スタッフの事を忘れていたのだろうか?
情けない話しですが、気づけてよかったです。

いつの日か、善本歯科医院でも発音・構音障害、摂食・嚥下障害を持つ患者様へ適切なアドバイスが出来る専門スタッフ・言語聴覚士による適切な指導が出来るような診療体制作りができればと思いキャンパスを後にしました。

聴覚士_.jpg

投稿者 yoshimoto : December 6, 2009 06:59 AM

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