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March 04, 2010
触れる喜び
隠れ家VS秘密基地なるブログを書き始めて、いろんなことを思い出しました。
昔抱いていた、思い・感情・希望・喜び、そして感謝などを・・・
何かちょっとした事で、目の前に見えている景色が、とてつもなく明るく自分の心の中に入ってくる感情。
あの感情を思い出しました。
例えば、こんなくだらないことで、毎日が楽しかったことがありました。
1949年に一ドル360円と為替が定められ、1971年までこの360円が続けられていました。
私が大学に入学した32年前頃、1977年から1978年ごろに円高が進み、初めて一ドル180年となったあの頃、
海外の製品がその影響で安く手に入るようになり、貧乏学生にも“ 海外物 ”を手にするチャンスが訪れました。
海外の映画やプレイボーイという雑誌でよく見かけていた、あの憧れの物。
あの憧れの物を買ったときは、目の前の景色がとてつもなく明るく微笑んできてくれているようで、毎日が楽しかったなぁ。
それは・・・
Zippo のライター。
一ドル180円という為替のおかげで、貧乏学生の私ははじめてZippo のライターを手にすることが出来たんです。
カシャ、ジュポ、カシャ。カシャ、ジュポ、カシャ。・・・
と永遠と繰り返して、音と匂いを楽しんでいました。
歩いているときも、ポケットの中で、開け閉めして楽しんでいました。
くだらないことなのに、人生が明るく楽しく充実していたのはなぜでしょうか?
それからタバコをやめる5年前まで、私は初めてZippoを手にした時の、あの感情を忘れることなく持ち続けていました。
変なやつですよね。``r(^^;)ポリポリ
初めて患者を治療したとき、緊張しまくりでしたが、目の前に見える景色はとてつもなく明るかったのを覚えています。
手にする器具や薬品。
その当時は、触るだけで喜びでした。
でも残念ながらこの喜びを持ち続ける事を、私は忘れていました。
でも最近あの頃の、ただ触るだけで喜んだ感情が湧き始めています。
えっ、どうしてまた湧いてきたんだろうか???
この感情は大切にしていきたいですね。
いつも使っている器具や薬品に“ 感謝 ”に似た感情が湧いています。
そして、患者様に対しても、“ 感謝 ”に似た感情が・・・・。
毎日使わない日がない、この器具に対しても、使う喜びや感謝を感じています。
この器具何に使用するか分かりますか?
絶対に分からないと思います。
この器具は・・・ナイショ