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April 13, 2010
解剖学
大学2年の秋に、初めて歯科に関する講義が始まりました。
歯の解剖学という講座でした。
歯学部に入学したにも関わらず、入学以来ずっと、一般教養学ばかりの講義。
入学一年半にして初めての専門学の講義にわくわくして望んだのを覚えています。
でもそこから地獄の始まりだと気付くのには、そんなに時間は掛かりませんでした。
歯の解剖学に始まり、歯の組織学、そして人体解剖学。
人間の頭の先、脳内から足の爪先まで全てを解剖し頭の中にラテン語で詰め込む作業。
それは、それは、苦しい毎日でした。
病気を理解する前に必要なこと、正常な状態を知ること。
これには解剖学が必須の条件です。
今まさにある物の解剖学を学んでいます。
ハンマー部分の解剖(分解)にはかなり苦労しました。
いろんな細かい部品が絡み合い、まさに、
“いらない部品はありません”の世界でした。
気持ちに余裕がなく、分解直後の写真を撮るのを忘れていました。
この写真は組み立て後です。
頭の中に、目に見えない部分も含めての全体像を焼き付けておかなければ、なかなか本質を見極めることができませんよね。
投稿者 yoshimoto : April 13, 2010 06:46 AM