紙がいらない
私が物心ついた頃から歯科医師になるまでの間、ずっと疑問に思っていたことがありました。
父と母が部屋中に紙を広げて、何か作業をしている。
それも月の半分近く・・・・
その作業中はおとなしくしていないとすごく怒られるので、静かにしていたのを覚えています。
医療機関は、1ヶ月の個々の保険診療を一枚のレセプト用紙に記載し請求をしなければなりません。
父と母は、その事務作業をしていたのです。
私が善本歯科医院に戻って来た25年前も、まだ手書きのレセプト作業をしていましたが、一度も私は手伝う事はありませんでした。
昭和63年、私に何の相談もなく父がいきなりレセプトコンピューターの契約をしてきました。
その日からレセエプト業務は私の仕事に・・・
日々の診療内容をコンピューターに打ち込み、レセプトは出すという私が一番苦手とする事務作業。
コンピューター導入から26年。
当初は歯科用のレセプトソフトは拙い物で、業者とのケンカが絶えませんでした。(^_^;)
今ではほとんどトラブルもなく、レセプトを打ち出すことができ、無くてはならない物です。
今月からこのレセプトを打ち出すという作業もしなくてよくなりました。
オンライン請求という方法です。
ラインで保健機関へデータを送り終了。
レセプトも、ペーパーレスの時代に・・・
紙媒体はどんどん少なくなってきていますね。
個人的には大賛成ですが、本だけは紙が好きですね。