山ちゃん

 

大学生活最後の日、謝恩会。

その日朝まで過ごした人が、大学時代の一番の親友かな?

 

広島大学に入学した時、6歳年上の同級生がいました。

皆から

山さん

って呼ばれていました。

180㎝ある長身の男前でワーゲンビートルに乗る、私にとっては憧れの同級生でした。

 

そんなに親しくもなく2年が過ぎ、

予備校時代の6年間を神戸で過ごしていたとか、

テニスにゴルフにスキーと趣味が一緒ということもあり、つるむように・・・・

いつしか

山さんから

山ちゃん

って呼ぶような仲になっていました。

 

卒業後も同じ医局・広島大学口腔外科学第二講座に入局。

仕事も遊びもいつも一緒でした。

 

その後私は神戸へ、彼は大分へ

 

25年前に大分へ遊び行って以来一度も会うことがありませんでした。

彼は最近大分歯科医師会で訪問診療体制を確立するために尽力し、

NHKの視点・論点でも取り上げられていました。

 

山さんは昔と違ってまじめになった。

っていう声を風のうわさに聞くとなんとなく私は寂しい気持ちになっていました。

 

そんな山ちゃんから25年ぶりに会おうという誘いが・・・(^’^)

どんなにまじめになっているのかとちょっと構えてしまいましたが、

会って5秒でその心配もふっとんじゃいました。

 

『山ちゃん変わらんなぁ~(^’^)』

『善本、年取ったなぁ~(^’^)』

って、昔のままのスケベそうな(?)笑顔をみて涙がでそうになっちゃいました。

 

 

謝恩会の日、夜明けの広島・流川を大声出して一緒に肩を組んで歩いた山ちゃんは、

やっぱり山ちゃんでした。(*^^)v