6年前の新人 本日退職します
チューリップを見ると、
2013年4月今までに見たことのない数や種類のチューリップが咲き誇った公園での出来事を思い出します。
“ 6年前の新人 ” があるオーディションに応募
1次、2次、3次予選をとんとん拍子に勝ち抜き遂に決勝まで進むことに・・・
但し決勝で選ばれると1年間その仕事に拘束されてしまうため私の医院を辞めなければいけないことになってしまいます。
“ 6年前の新人 ”の心の中では新しいことに挑戦したいという気持ちと、仕事を辞めて迷惑を掛けてしまうという気持ちの葛藤で、とても嬉しい話なのに悲し顔の毎日でした。
結局その決勝で受かっても落ちても医院を辞めるという事になってしまいました。
やりたいことをやれば良い!!
医院の事は何も気にする必要はない!!
って言ってあげたけど毎日泣いていたなぁ~
決勝はチューリップがきれいに咲き誇った公園での公開審査でした。
せっかくここまで来たんだから優勝して笑って医院を送り出してあげないとと思い、“ 6年前の新人 ”には内緒で私と妻はその決勝が行われる会場に行きました。
(このことはあれから4年経った今でも彼女は知らないことです。)
エントリーNO 9
9人中(決勝進出は10人でしたが1人欠席)一番輝いていました。
3年連続決勝に進出してる人や、キャビンアテンダントや、モデルや、手ごわい人ばかりでしたが、文句なしに一番だと確信してました。
特技を披露するという審査の時、
さて何をするのか??
って楽しみに・・
“ 6年前の新人 ”が披露した特技は私たち夫婦が予想もしなかった事でした。
なんと大勢の観衆の前で、
フリップを使って歯周病を説明し始めたんです。
あの瞬間、
なんかホッとしたって言うか、肩の力がスゥーーっと抜けて涙が出ちゃいました。
妻も同じことを感じたようで、
妻が私に、
『白木さん善本歯科の事が嫌いになってたわけじゃないねぇ。働いてもらった2年間は無駄でなかったと思うよ』
・・・って
私は、
『下手くそな歯周病の説明やなぁ~・・・
事前に言ってくれてら原稿書いてやったのに・・・
2年間無駄じゃなかったよね。』
そして妻が、
『もう帰ろうか?』
『うん、帰ろ(^’^)』
もう結果はどうでもよかったですねぇ。
善本歯科の事を嫌ってなかった、
歯科助手という仕事を嫌いになってなかった、
という事が分かってそれだけで十分でした。
残念ながら優勝はできず、善本歯科を辞めるという事になりましたが、
辞める理由なんて無い!!
というか、
居て欲しい!!
と思い何度も何度も説得して今日に至ります。
“ 6年前の新人 ” ・・・そう6年間も善本歯科医院で働いてくれました。
彼女には感謝感謝です。
本日(2017年3月18日) “ 6年前の新人 ” は善本歯科医院を退職します。
次の職場も医療関係。
私の医院で掴ませてあげれなかった幸せを次の職場で掴めたらいいのになぁ~
“ 6年前の新人 ” は今では立派な医療従事者です。
6年と15日善本歯科医院で患者さんのために働いてくれてありがとう。
そして私を支えてくれてありがとう。
もっともっと、もっともっと、もっともっと、もぉーーーーっと毎日感謝の気持ちを伝えていればと後悔しています。
毎日50㎝の距離で見ていた君の笑顔をもう見れないのはホント寂しいけど、
君の屈託のない笑顔忘れません。
次の職場が、
善本歯科を辞めてよかったぁ~
って思える職場であってほしいです。
ありがと、バイバイ(#^^#)