睡眠時無呼吸マウスピース使ってみた感想
去年の年末から2名の患者様に睡眠時無呼吸用のマウスピースを作成しました。
患者男性(ご高齢)
以前上下一体型のマウスピースを作成するも使用せず。
今回は上下半一体型のマウスピースを作成しました。
(上の写真が上下半一体型 下の写真が上下一体型)
装着の練習を30分かけて行うもどうしても自分で装着するのがなかなかできませんでした。
何とかできるようになり帰宅し使用してもらうも・・・・やはり装着できず使用を断念
今回経験したこの様な装着できずというケースは初めてでした。
装着しやすく緩くすることは可能ですがそうすると睡眠時に外れてしまうという問題が発生してしまいます。
患者女性
装着に関しては全く問題なく帰宅して使用してもらいました。
3週間後に来院。
前後左右に動くので問題ないですか?
との質問
左右には動く構造になっています。
横向きに寝ても、また歯ぎしりをしようとしても顎関節がフレキシブルなので違和感がありません。
前には少し動かすことができますが、
絶対に後ろに動かすことができない構造になっています。
後ろに顎が動いてしまうと舌根沈下により気道を塞いでしまい睡眠時無呼吸用マウスピースの意味をなさなくなってしまいます。
そしてこんな心配も・・・
寝ている時あまりにも静かなので家族に心配されると
私にとってはとても嬉しくなる言葉でした。
舌根沈下が起こらなくなりいびきをしなくなった為のようです。
とても熟睡できるようになりましたとの言葉も頂き、
ホッコリです。
全ての方に上手くいけばいいのですがそうはいかないのが治療ですね。
今後も快適な睡眠の手助けができればと思っております。