緩衝材の厚み(入れ歯編)
クッションがあると楽なことってありますよね。
畳やフローリングに直接座るとお尻痛いけど、
座布団やクッションを敷くと楽ですよね。
入れ歯の内面に緩衝材となるシリコンやゴムをつけると痛みなく誰でもよく噛める!!
というわけではありません。
( ↓ 内面にシリコンを張り付けた総入れ歯)
しっかりと診断し、まずは緩衝材なしも入れ歯の痛みがない状態にしてからシリコンを張り付けると効果はありますが、
入れ歯で噛むと痛いのにそのままの状態でシリコンを張り付けても全く効果はありません。
柔らかい素材を使うか、もしくはシリコンを分厚くすればいいじゃん!
って思われるかもしれませんが柔らかい素材だと噛むと沈んで咬みづらいし、沈みすぎて結局入れ歯の堅い部分が当たって痛くなります。
シリコンは分厚くしても固さな変わらず安定が悪くなるだけです。
というわけで適切な硬さと厚みの緩衝材を使用しないと全く意味がないということです。
入れ歯の不自由さを体験していない方にはこの意味が分かりづらいでしょうね。
マウスピースの話はこのブログでよくしていますが、
マウスピースにもいろんな厚みがあります。
厚ければ厚いほど衝撃に強くて良いのでは?
って普通は思いますよね。
でもこれも実はそうではないのです。
・・・・・続く