このひと手間
ダイレクトボンディング(歯と同じ色のレジンという材料を詰めること)のセミナーを受講すると必ず講師の先生が受講者に質問することがあります。
“ 5級窩洞に充填する時歯肉圧排を必ずする先生は手を挙げてください ”
※【 V 級窩洞】歯冠の唇側 頬側 舌側の歯頚側1/3における窩洞
以前に行ったセミナーでは手を挙げた受講者は私一人でした。
続いて必ず質問することは
“ では歯肉圧排をした方が良いと思う先生は手を挙げてください ”
全員が手を挙げます。
歯肉圧排、このひと手間で治療成績が全然変わります。
赤丸の部分が5級窩洞
歯肉圧排とは歯周ポケットに圧排糸を入れて文字通り歯肉を圧排することを言います