視力を失った高校教師・生徒へ最後のメッセージ

 

かんさい情報ネット・ten で昨日放送された、

視力を失った高校教師・生徒へ最後のメッセージ

私の中学時代の同級生の話です。

私がここでごちゃごちゃ言わず、動画を見て頂ければいいのですが、勝手に番組の動画をアップするわけにもいかず、上手く伝えることができなくて申し訳ございません。

生徒と心で向き合う彼の姿に、ホント感動でした。

『助けてもらったのは、俺の方が多いけどな。』

この言葉の重さは彼にしか分らないでしょうね。

私には忘れられない、彼の父と診療中に交わした会話があります。

『先生、一弥が一人で電車に乗って病院まで行ってみると言うんです。車に轢かれたらどうする、危ないからやめろ、一緒に行ってやるからって言ったんですが全然聞かない。怒って出て行ってしまった。でも私は心配で心配で、後をつけたんですよ。危なっかしくて何度手を出そうとしたことか・・・。一弥が不憫で・・・。でも一弥は一人で最後まで行った。それが・・・それが・・・・』

最後は涙で声が出なくなっていました。

私も涙で、何にも声を掛けてあげることができなかった。

親・家族・そして素晴らしい生徒に支えられての10年間。

真剣に生徒と向き合える目をこの10年間で、もらったようです。

彼にまだこのテレビ放送の感想を言っていません。

どうしても、気になることが・・・・

この番組のタイトル

“ 生徒へ最後のメッセージ ”

先生を辞めるのかな?

辞めざるをえないのかな?

最後ではなく、これからもずっと生徒へメッセージを送って欲しいです。

中学時代のヒーローは、今でも私にとってはヒーローなんですから・・・