睡眠時無呼吸症候群スリープマウスピース 上下半分離型

以前に睡眠時無呼吸症候群用のスリープマウスピースを作成するも上手くいかなかった患者さんに新しい方法でのマウスピース作成を行いました。

上手くいかなかった理由は、

口呼吸を常にしている方なので、上下一体型を装着すると息苦しさを感じてしまい装着することができませんでした。

(下の写真は上下一体型のスリープマウスピース)

 

今回はNTコネクターを使用してスリープマウスピースを作成しました。

上下のマウスピースを作成し、咬合採得をします。

この時下顎を少し前にします。

(分かりやすく言うと、アイーーンの状態です)

理由は舌根沈下を防ぎ気道を塞がないようにするためです。

 

NTコネクターをクリップで仮止め

 

このワニ口クリップが一番使いやすいです。

どこ探しても見つからずやっと見つけて購入

このクリップのおかげで仮止めがとても容易になりました。

 

あとは即重レジンで固定し完成です。

NTコネクター使用の利点は、

顎がわずかですが動かせるということです。

横向きに寝ても全く窮屈さを感じません。

呼吸器内科からの紹介状があれば保険適用の治療です。

(上の写真が正常時、下の写真が側方に動いた時)