それが出来ないんです
皆さんが字を書く時机の上に紙を置き、脇を締めて、肘を曲げて、そして左手で紙を押さえて書きますよね。
当たり前の事ですね。
でももし紙を左斜め上に置いて、体を右に傾けて、下から覗きこみ、片足立ちで、しかも脇から腕が離れた状態で字を書くとすれば・・・・
ありえない話ですよね。
書くことは出来ても、きれいな字で書くことは出来ないし、長い時間は無理でしょうね。
歯科治療もまったく同じです。
下から覗きこむのではなく、いかに手元で治療できるかで正確性が左右されます。
でも実際には無理な事が多々あります。
一番の理由は患者様の腰の痛み、首の痛み、そしてめまい。
その為に、理想的な治療の体位が取れないからです。
普通に仰向けに寝れないってつらいですよね。
その辛さ身に染みて分ります。
昨日私はMRIを撮りに行ってきました。
ただ寝ているだけでいいんですから楽な話です。
でも私にはとても苦痛の20分間でした。
仰向けに寝ると右肩甲骨に激痛が・・・
少しでも横にすれば楽なのですが、仰向けだけ耐えられない。
普通に出来ると思われている事でも、一人一人それぞれできない事、無理な事ってありますね。